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高度生殖医療

体外受精

体外受精の手順

  1. 採卵法
  2.  経膣超音波ガイド下で観察を行いつつ、専用の穿刺針を用いて経膣的に卵胞を穿刺し、卵胞液を回収します。
    ただちに、卵胞液を顕微鏡下で観察し、卵子を確認します。
     採卵は卵胞数によりますが、通常は5分以内(前後の処置を含めて10~20分)で終了します。
    通常は無麻酔で採卵可能ですが、卵胞数が多い場合や穿刺が難しい場合は麻酔を施行します。
     麻酔方法は通常、静脈麻酔(点滴より麻酔薬を注射する方法)で行い、必要な場合は、吸入麻酔(マスクより麻酔薬を吸入)を併用します。

    採卵イメージ
    採卵イメージ
    採卵(左図の拡大図)
    採卵の様子

  3. 受精・胚培養
  4.  卵胞液中から回収された卵子は、ただちに培養液中に移され、培養器での前培養します。
    一方、ご主人から採取された精液より選択的に運動良好精子を回収後、卵子の入った培養液中に所定濃度になるようにふりかけます(これを媒精といいます)。
    媒精後16~20時間で正常の受精が確認された受精卵は、5~6日培養を継続し、胚盤胞の段階で凍結保存または胚移植を行います。
    症例によっては、採卵2~3日後まで培養し、形態学的に正常に卵割・発育していると判断された胚を移植に用いることもあります。

    媒精イメージ
    媒精
    受精卵(前核期)(翌朝)
    分割卵(2日後)

  5. 胚移植
  6.  正常発育胚は移植用のカテーテルを用いて、経頚管的に子宮内腔に移植します。経頚管的移植が困難な場合には、経膣超音波ガイド下で子宮壁穿刺による胚移植も行われます。

    胚移植(イメージ)
    実際の超音波画像




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