病院長あいさつ

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人にやさしく信頼される急性期病院をめざして

済生会の精神は「生活に困っている人たちを施薬救療(無償で治療すること)によって救おう」との明治天皇のお言葉から継承されています。

当院は「人にやさしく信頼される急性期病院」を目標にかかげ地域の中核病院として、救急医療から各種がん診療、脳神経、循環器疾患や不妊治療、NICUと幅広く診療を行っています。

2021年にはロボット手術システム「ダヴィンチ」を導入します。

当院を巣立った研修医のみなさんは2年間で見違えるように成長されています。その一番の理由は臨床研修プログラムによる救急診療などプライマリーケアに対応できる実践力の強化です。多くの手技を早期から指導を受けることができます。当院で自慢できることは各診療科の間にある垣根が低いことです。いろいろな診療科の先生と気兼ねなく相談しながら診療を進めることができます。また、すべてのメディカルスタッフが研修医の診療に快く関わってくれています。

当院は古くからチーム医療に取り組み、患者中心の全人的医療をめざしています。ぜひ他職種と共にチーム医療ができる医師になってほしいと思います。

さらに医療安全や感染対策にも力を入れています。皆さんが安心して研修できるように病院として最善を尽くします。2年間、大いに学び楽しんでください。そして信頼される医師として羽ばたいてください。

笑顔の素敵な皆さんに会える日を楽しみにしています。

当院の使命

済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。現在、済生会は全職員60000万人超の日本最大の社会福祉法人となり3つの活動目標を掲げています。1つは生活困窮者支援の積極的推進、2つめは最新の医療で地域に貢献、3つめが医療と福祉が切れ目無く連携していくことであります。その中で当院は「心からの医療と福祉」を理念とし、2021年に目標を「人にやさしく信頼される急性期病院」と定めました。

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そして済生会精神である生活に困っている方への無料低額事業などの救済活動も当院の使命であります。患者さんの病気だけではなく生活や人生観にも寄り添った医療を提供することが最大の目標と考えています。当院の研修により済生会精神と当院の使命を身につけて医師としての本分を最大限に発揮できるように成長してほしいと思います。

当院の特徴

当院は地域の中核病院として、救急医療から各種がん診療、脳神経、循環器疾患や生活習慣病など総合病院として幅広く診療を行っています。特に消化器、脊椎、脳卒中、脳・脊髄血管カテーテル治療、腹腔鏡手術・ヘルニア、乳腺および腎臓・透析部門においてはセンターとして力を入れています。さらにART・生殖医療センター、NICUと当地区の周産期にも注力しています。各診療科の指導医が実技も含め熱心に指導します。

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さらに当院の特徴として多職種でかかわるチーム医療を早期から推進してきました。2002年にNST(栄養サポートチーム)を立ち上げました。現在では、褥瘡、嚥下、緩和ケア、認知症ケア、排尿ケア、糖尿病、呼吸器ケアなどたくさんのチームで全人的医療に努めています。医師のみならず多くのスタッフからの指導を受けることができるのも当院の特徴であります。

当院の環境

当院は三重県の「女性が働きやすい医療機関」に認証されており、常勤医師(後期研修医を除く)では10名以上の女性医師に活躍していただいています。できる限りの環境整備を行い研修医から常勤のすべての医師の勤務環境を満足していただけるように努力しています。特に初期研修医の皆さんとは病院長とのブレックファストミーティングを定期的に行い、研修医の皆さんのご要望の確認を行っています。

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研修プログラムや勤務内容のほかに病院の種々の設備内容、官舎の居住空間のことや休日の取得のことなど多岐にわたり意見、希望を聴取してより良い方向に改善するように努めています。研修医の皆さんにとって最高の環境になるように職員全体で考えています。ぜひ、皆さん、安心して研修をしてください。