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各科部門紹介 内科/循環器

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特色

 循環器領域の病気としては、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、肺塞栓、先天性心疾患など様々なものがありますが、一番重篤でかつ最近増加しているのはなんと言っても狭心症、心筋梗塞等のいわゆる虚血性心疾患です。

 これは心臓の筋肉(心臓は筋肉のかたまりでできた様な臓器で全身に血液を送りだすポンプみたいな働きをしています)を栄養する動脈(冠動脈と言います)に動脈硬化が生じ、冠動脈の内腔が狭くなり血液の流れが悪化し、心臓に十分な酸素や栄養を送れなくなることにより生じます。冠動脈が狭窄しているため、早足で歩いたり、階段を昇ったりして心臓に負担がかかった時に胸の圧迫感や痛みを感じるのが狭心症です。
 また、冠動脈が完全に閉塞することによりまったく血液が流れなくなってしまい、心臓の筋肉が壊死を起こしてしまうのが心筋梗塞です。

 心筋梗塞はみなさん御存知のとおりひとつ間違えると死に至る重篤な病気です。これを予防するためには、その前段階とも言える狭心症の時点で早期に診断をし、治療を行うことが必要となります。
 診断はまず心電図検査、心臓超音波検査、運動負荷検査等をし、最終的には冠動脈造影検査により行います。冠動脈造影検査とは上記の冠動脈をカテーテル検査により写し出すもので、通常右手の肘部より行います。局所麻酔で皮膚を2~3mm程度切開するだけで、30分ぐらいで終了します。

 当院では現在年間800~1000人ぐらいの方が冠動脈造影検査を受けていますが特に検査に伴うトラブルもなく安心して受けていただくことができると思います。

 少しでもおかしいと感じたら気軽に相談してください。

あしの血管診療外来開設

 2022年4月より、あしの血管診療外来を開設しました。

 “あしは第二の心臓”といわれます。
あし病の早期発見・治療は健康寿命の延長につながります。
あなたもあしの血管を調べてみませんか?

 「あしの血管診療外来」にお気軽にお問い合わせください。

診療内容

 外来は、内科外来の8診にて循環器専門外来を上記スタッフにて行っています。
主に下記のような検査を行い循環器疾患の診断と治療を行っています。
 急性心筋梗塞、不安定狭心症などの急を要する疾患に対しては24時間緊急心臓カテーテル検査、緊急冠動脈形成術等のインターベンションが行える体制がとられています。

主な検査・治療内容紹介

…原則的に予約が必要な検査です。必要に応じ外来で予約します。

トレッドミル運動負荷心電図検査

 12誘導心電図をつけながらベルトの上を歩いたり、走ったりします。狭心症を診断するために必要な検査ですが、運動負荷時の不整脈の変化を見たりもします。

ダブルマスター負荷心電図検査

 トレッドミル運動負荷検査と同様で、階段を昇降した前後で心電図をとります。

心臓超音波検査(経胸壁)

 超音波を用い心臓の動きや大きさを見ることができます。またそれぞれの弁(僧房弁、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁)に狭窄や閉鎖不全等の異常が無いか調べます。簡便で痛みもなく非常に重要な検査です。

経食道心臓超音波検査

 心臓超音波検査と同様ですが、胃カメラと同じような器具を食道に入れ、食道側より心臓を観察します。より鮮明な画像を得ることができ病気の部位(大動脈、心房など)によっては非常に有用な検査です。

ホルター心電図検査

 24時間の心電図をとる検査です。不整脈や狭心症の診断に重要な検査です。

心筋シンチグラム

 エルゴメーター(自転車の様なもの)負荷により狭心症の診断に用います。また、心臓の障害の程度がある程度判定できます。

24時間血圧測定検査

 1時間ごとに24時間の血圧を記録する検査です。特に自宅での平均的な血圧や、夜間の血圧、1日の血圧の変化がわかります。

心臓カテーテル検査

 カテーテル検査とはカテーテル(直径1~2ミリの管)を用い心臓や血管の圧を測定したり、造影を行う検査の総称です。
 この中で、心臓を栄養する冠動脈を選択的に造影する検査が冠動脈造影検査で、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を診断するには最終的に必要な検査です。この検査の結果により、御本人や御家族の方と相談の上治療方針が決まります。
 検査は上記にも述べていますが通常局所麻酔下に右手の肘部を2~3mm切開する事により行います。検査は20~30分で終了します。
 一見怖そうな検査ですが、当院では年間約800~1000人、通算10000人以上の方がこの検査を受けており、現在まで特に重篤な合併症は起きていませんので安心して受けて下さい。
 心臓カテーテル検査の中には、冠動脈造影検査以外に除脈や不整脈の原因を調べる電気生理学的検査や、右心室・肺動脈などの圧を測定したり酸素濃度を測定する右心カテーテル検査等があります。

▲心臓血管イメージ装置[PHILIPS社製 インテグリスH5000G]
造影剤を冠動脈や心腔内に注入して、血管や心臓の形態の観察、血行動態あるいは心機能の計測を行い、心容積解析・心壁収縮状態・位相解析を行います。

冠動脈形成術

 心臓カテーテル検査にて冠動脈に動脈硬化による狭窄や閉塞があった場合にまず選択される治療法の1つです。
 冠動脈形成術とは、心臓を栄養する血管に生じた動脈硬化をバルーンカテーテル(いわゆる風船)を用い治療する方法です。
 動脈硬化の形態などによりバルーン以外に、ステント(網目状の金属を血管内に入れ拡張する方法)を入れたり、アテレクトミー(動脈硬化を削り取る方法)を行ったりします。
 手術は原則として局所麻酔下で鼠径部・肘部・手根部いずれかの動脈を穿刺する方法により行います。所要時間は60から120分です。当院では年間約200~300人、通算2500人以上の方がこの治療を受けてみえます。

対象疾患




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